秘湯っぽい雰囲気を求めて那須の北温泉へ。
江戸時代から続く温泉で、当時は喜多温泉と呼ばれていたそうです。
泊まりたかったけど日帰りで入浴のみ。
ここは那須湯本の町からさらに上がって、那須高原有料道路を通らないと行けません。
ずんずん上がっていくと道路にも雪が出てきて、“北湯温泉”の標識に従って進んでいくと
料金所から5~10分で北温泉の駐車場へ。
この段階ですでに完全なる雪国です。
そこから北温泉へ向けて階段を降り… と思ったら雪でただの坂道w
本来階段になってるはずの場所なんでいきなり転びそうになりながらもモフモフと歩きます。
建物が全く見えず「どのくらいかかるんだろう」と不安になりますが、5分ほど降りていくと建物が。
そこからはさらに坂が急になっていき、ついには1回転びながらやっと北温泉へ到着。
(ここから寒くてレンズが曇ってしまいました)
泳ぎ湯(温泉プール)で遊んでいる親子連れが…寒そう!
宿に入ると人のいい親父さんと猫がお出迎え。
「ここは江戸時代からある建物なんだよ」とかお話を聞きながらしばし休憩。
天井は低いし、5段くらいの短い階段が色んな所にあって面白い造りの建物です。
薄暗い廊下をクネクネと何度か曲がって歩いて行くと…
廊下の先にいきなり脱衣所&左手にお風呂が(驚)
扉も何にもない(いちおう簾はかかってますが)ところにいきなり湯船があってビックリです。
北温泉・天狗の湯。
天狗のお面がかかっているお風呂には、コンコンというかザブザブとスゴイ量の源泉が。
もちろんかけ流しです。
熱めのお湯は那須湯本(鹿の湯)のお湯とは違って無色透明&無臭。
アルカリ泉と違ってヌメリはありませんが、肌にはとってもいい感じのお湯です。
そして天狗の面からもわかるように子宝に恵まれるとのことで、
風呂場には「子宝に恵まれますように」的な絵馬がたくさんかかっていました。
天狗の湯は混浴なんでご夫婦で入るといいかもしれませんね。
一旦上がって河原の湯へ。
こちらは明治時代に作られた「比較的新しい」浴場だそうです。
川沿いの眺めのいいお風呂ですが、この時期だとお湯が温くて長居できませんでした。
それにちょっと衛生的にもイマイチな感じでしたし…
てなことでサッサと上がって再度天狗の湯に軽く浸かってから上がりました。
目が悪い&アトピー持ちの私としては芽の湯にも浸かりたかったなぁ。
でもあちらは女性専用なんでダメでした。
帰りは再度雪の坂道を10分以上歩かなきゃならないんで湯冷めするかと思いましたが、
温泉効果は抜群だし山登り的な運動にもなるので全然冷えませんでした。
ちなみに駐車場脇の手すりに滑り止めの荒縄が置いてあるので、それを靴に巻きつけて
歩いていけば少しはマシになりますよ。(もちろん宿にもあります)
※行きに気付けば転ばなくて済んだだろうに…
おかげで帰りは一度もコケずに駐車場まで上がることができました。
[…] ※ここは那須高原有料道路ってのを通った記憶があった(過去記事参照)のですが、 2009年10月30日から無料開放されてたんですね。 料金所が無かったので道を間違えたかと思いました […]