Technics EAH-AZ100

今まではPixel Buds Proを使っていたんですが、気付いたらケースだけで肝心の中身(イヤホン)が両方とも見当たりません。
草津に忘れたか、それとも出張先のホテルに置き忘れたか、どちらかだと思うんですが、全く記憶がないので諦めました…
なんでか忘れたけど、Googleストアのストアクレジットがたくさんあって、持ち出しは数千円で済んだので、とても安く買えてラッキーだったんですよね。
ノイズキャンセリングの性能も音質も悪くなく、非常に気に入ってたんですが…

仕方がないので別のイヤホンを買おうと思って色々探して、最初は終売が近いのか破格になっているDenon PerL Proを買おうとした(注文した)んですが、名の知れた家電量販店なのに2週間近く経っても届く気配がないのでキャンセルしました。
ヤフーショッピングで実質(と言っても跡付けポイントは1.5%なのでほぼ持ち出し)1万6千円くらいだったので、破格の値引きが行われている中でも底値だったと思うのですが。
すると、キャンセル直後に一瞬だけ実質1万4千円程度(同上)で翌日配送のお店があったのでかなり迷ったんですが、少し考えていたらあっという間に実質2万円ほどに戻ってしまったので、止めました。
音質はいまだに価格を超えたトップクラスの素晴らしさとの評判で惹かれたのですが、ノイズキャンセリングが弱いらしいというのと、何よりあのサイズ感がフィットしない・落ちやすいのではないかとビビってしまいましたw

あまりお金も使いたくなかったので高くても2万円程度までで探していた(だからDENONのPerLProを買おうとした)んですが、2万円台まで許そうとBOSEのQuietComfort Ultra Earbudsに目が行き、それにちょっと足せば…とJBLのTOUR PRO 3や新しいTechnicsのAZ100も視野に入ってきました。
買い物でよくある、
安くていいものを探そう
 ↓
これでいいんじゃない?
 ↓
あ、もう少し出すとこんな良い物があるな
 ↓
でもこれなら更にもう少し出してこっちのほうが良いじゃん
 ↓
ここまで来たら一番いいやつを買ったほうが良いかな?
 ↓
いやいや、高いよ!こんなに高いものを買うはずじゃなかったよね
 ↓
最初に戻る
ってのを、数週間ずっとグルグル繰り返してましたww

と、前置きが長くなりましたが、最終的には配送が遅くない店で実質2.8万円くらいのQuietComfort Ultra Earbudsと3.4万円くらいのAZ100で迷ってBOSEに決まりかけたんですが、AZ100が実質3.2万を切る価格になっているのを見つけてしまい、この価格差ならとAZ100に決めたのでした。

本当は白(シルバー?)が欲しかったんですが、注文出来る状態なのにカートに入れようとすると「品物はありません」と出るので、諦めて黒にしました。
そして、この価格での出品もそれから1時間後には白も黒も無くなっていたので、間に合ってラッキーでした。

肝心の音は、確かに良いようです。
Pixel Buds Proもそんなに悪くない音だと思っていましたが、こちらでは更に聞こえなかった音まで聞こえてくる。
低音や高音も、イコライザーで調整しないダイレクトの状態で十分です。
逆に、高音域などはほんの少しですが抑えたほうが良いかも。
曲によっては気になる時があります。
低音域はイコライザーで上げるとやりすぎな感じ。
まだEDMしか聞いてませんが。

残念なのが、期待していたLDAC接続。
音は確かに良いようなのですが、電車内だとプツプツノイズが入るし、結構頻繁に音が途切れてしまったりも。
新宿からの混雑した電車内だと、スマホ側でLDACの接続設定を接続優先にしたりしても効果がありませんでした。
自宅で使っている分には全く上記のようなことはないので、外でLDACを使うのは止めておいたほうが良さそうです。
私は家の中でイヤフォンを使うことは殆ど無いので、AAC接続に戻しました。

AAC接続なら電車内でも音が途切れたりプツプツなったりもしません。
ある意味、LDAC接続の安定に期待してBOSEじゃなくてこちらにしたので、結構悲しいです。

あと、ノイズキャンセリングの性能は、Pixel Buds Proの方が上だった気がします。
「一番ノイズが消えるところに調整」ってのも勿論やってみましたが、スライダーをどこにしてもあまり変化がない気が…
でも「ノイキャン入れてるのに結構外の音が聞こえるなー」って思ったら外音取り込みモードだったりすることがあって、ノイキャンを入れるとちゃんと周りの音は聞こえにくくなっているので、一定以上の効果があるのは間違いありません。

外音取り込みの自然さはAZ100の方が圧倒的に自然です。
Pixel Buds Proの時はいかにも”強制的に持ち上げてます!”的な音だったんですが、それに比べると遥かに自然。
これより上らしいAirPodsProとかって、もうイヤホンしていない時と同じような感じに聞こえるんですかね。

総じて、Pixel Buds Proの普段遣いにおける優秀さ(飛び抜けて良いわけではないけど、そこまで悪いところもない)を感じてしまったというのが本音です。
いや、AZ100もとっても良いんですよ。
ですが、私の使い方(通勤時や出張時の屋外での使用)を考えると、こんなに高い=音質重視の物でなくても良かったんじゃないかと改めて感じます。
幼少期にピアノをやっていたせいか耳が結構良いので、音を妥協するとすぐに使いたくなくなるんじゃないかと思ったんですが、そもそもPixel Buds Proでも妥協できていたんですからその程度の耳(感覚)なんですよねw
1万円台のノイキャン&接続性重視みたいな機種でも妥協できていたかもしれないとは感じています。

ですが、何度も言いますがAZ100は悪くありません。
そりゃ有線やヘッドフォンには叶わないと思いますが、それでもイヤフォンとして音はかなり満足しています。
今なら最大2.8万円で売れるようなので、別のものに買い替えるとしても損失は小さい。
でもちょっと高そうな見た目も含めて所有欲は満たされている感じはあるので、買い替えるのも面倒だからこのままかな…


こういう機器の音の感想・評価って難しいですが、どうしても上で書いたように「今まで聞こえなかった音が聞こえる」的なことも判断基準の一つとなってしまいますよね。
でもこれって良いことなんだろうかって時々思います。
再生機器によって音が違って聞こえるってことは、何が正しい(楽曲の制作者が表現したかった)音なのかがわからないですよね。
まぁ制作者の意図とは違った聞こえ方をすることでの発見のようなものもあるとは思いますが。
オーケストラやなんかだと音をいかにして混ぜるか(協調させるか)ってことを意識していると思うんですが、それとは真逆ですもんね。
なんてことを素人が考えても仕方ないですねw
自分がいい音・楽しい音として聞ければいい話ですね。

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